タンザナイトは、産地が非常に限られており、ダイヤモンドよりも希少といわれるパワーストーンです。
発見されたのは1967年で、歴史は浅いものの、創造的な力をもつ石として、凄まじい人気を誇っています。タンザナイトは潜在意識にアクセスし、持ち主の才能を開花させたり、魅力をアップさせたりするといわれているんです。
今回はそんなタンザナイトの石言葉や効果について、詳しく解説しました。本物の見分け方や浄化の方法などもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
タンザナイトの石言葉と特徴・意味や期待
- 石言葉
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知性・直観力・神秘
- 特徴
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多色性
- 期待
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自分自身の新たな一面に気づき、目の前の問題に打ち勝つ力を与えてくれる
タンザナイトの石言葉は、「知性・直観力・神秘」です。タンザナイトは、1967年にタンザニアのキリマンジャロ山麓で発見されました。
それからしばらくは価値を認められなかったものの、宝飾品ブランドとして有名なあの『ティファニー』がタンザナイトと命名して売り出すと、爆発的な人気を得たのです。
タンザナイトは、見る角度によって色が変わる「多色性」という性質をもっています。さまざまな姿を見せることから転じて、物事を多角的に見るための知性や直観力の象徴となりました。
具体的には、自分自身の新たな一面に気づき、目の前の問題に打ち勝つ力を与えてくれるといわれています。
またタンザナイトは、ゾイサイトという鉱物の一種です。ゾイサイトの中でもタンザニア産で青いものを、タンザナイトと呼びます。
タンザナイトの発見は比較的最近ですが、ゾイサイト自体は、マサイ族がヒーリングにも使ってきた強力なパワーストーンです。自分の潜在意識や守護霊、故人とのつながりを深めてくれるので、タンザナイトも瞑想やレイキのお供に適しています。
期待できる効果
タンザナイトの効果まとめ
- 新たな才能を開花させる
- 内なる魅力を向上させる
- 人生を良い方向へと導く
- 難題の解決策を示す
- ここぞという場面での決断力を高める
- トラブルにも柔軟に対応できる
- スピリチュアルな世界とのつながりを深める
- 家族やパートナーとの関係を改善する
タンザナイトは、問題解決に役立つパワーストーンとして有名です。タンザナイトを身につけると、自分でも知らなかった適性に気づいたり、状況を打破するためのアイデアが降りてきたりするでしょう。
1人では対処できないケースでも、強力な助っ人との出会いを引き寄せてくれるはずです。
また恋愛においては、お互いの潜在意識をつなぎ、持ち主の想いを相手に届けてくれるといわれています。停滞した関係を進展させたいときや、喧嘩から仲直りしたいときなど、ぜひ頼ってみてくださいね。
タンザナイトは持つ人を選ぶ?この石が欲しくなる時
スピリチュアルな力が強い石として、タンザナイトは瞑想やヒーリングにも使われています。そんなタンザナイトが欲しくなる時は、高次元の存在があなたにメッセージを届けようとしているサインかもしれません。
また個人の才能を引き出すタンザナイトは、新生活にもピッタリの石です。そのためタンザナイトが気になるのは、大きな転機の前兆ともとらえられます。
いずれにせよ神秘の力をもつタンザナイトが欲しくなるのは、「石に選ばれた」ということです。タンザナイトを手に入れれば、素晴らしいサポートを得られるでしょう。
タンザナイトの産地
タンザナイトは、タンザニアで採れた青いゾイサイトの名称です。そのため産地は、タンザニアのみとなります。
しかし稀に、タンザニア以外の地域でも青いゾイサイトが採れることはあるようです。タンザナイトの正式名称は「ブルーゾイサイト」で、タンザニア以外の地域で採れた青いゾイサイトがブルーゾイサイトの名で呼ばれるケースもあります。
タンザナイトの本物の見分け方・選び方
タンザナイトは一般的には透明度が高く、青色が濃いものほど価値が高いです。最高級のタンザナイトの色は、紺に近い藍色といわれています。また多色性も重視されており、色の変化が大きなものほど、高値で取引される傾向にあります。
無加工の天然石は非常に貴重で、市場に流通しているタンザナイトの多くは、別の色のゾイサイトを熱処理して青色を引き出したものです。
しかしこれは石の魅力を引き出すための処理なので、加工済みタンザナイトが非加熱のものに対して、見た目の美しさやパワーストーンの効果で劣ることはありません。
またタンザナイトは人気が高く、残念ながら偽物も多く存在します。しかし偽物では多色性の再現は難しく、複数の角度から見たときの色合いによって、真贋を判別可能です。
それでも素人の安易な診断は危険なので、信頼できるショップからの購入をオススメします。
タンザナイトとサファイアの違い
タンザナイトとサファイアはどちらも美しい青色が特徴で、見た目はよく似ています。
しかしサファイアのモース硬度は9で、ダイヤモンドの次に硬い一方、タンザナイトのモース硬度は6〜7で傷つきやすく、衝撃にも弱いです。そのため併用には適しません。
タンザナイトとサファイアは、さまざまな角度から見たときの色合いによって判別が可能です。
サファイアが二色性で、青色と淡青色に見えるのに対して、タンザナイトは三色性で、青色・淡青色・紫色を帯びて見えます。機会があれば、ぜひ比較してみてくださいね。
タンザナイトとの相性/良い組み合わせの石
持ち主の能力を引き上げるタンザナイトは汎用性が高く、他のパワーストーンとも組み合わせやすいです。タンザナイトの効果の中でも、「これを強めたい」というものがあれば、それに合う石を選びましょう。
特に相性が良いのは、以下の石です。
ラピスラズリ
モルダバイト
ガーネット
これらの石との組み合わせによってどのような効果を期待できるのか、詳しく解説します。
タンザナイトとラピスラズリの組み合わせ
タンザナイトとラピスラズリは、仕事運の強化や目標達成に役立ちます。
ラピスラズリもタンザナイトと同様、知性や直観力を司る石です。ネガティブなものを遠ざける効果もあるので、障害を避けられつつ、ゴールまでの最短ルートを進めるでしょう。
また人間関係で悩んだときにもオススメです。ラピスラズリには、相手の本音を引き出す力があります。タンザナイトによって内面的な魅力や自信も高まっている状態なので、異なる意見をもつ相手にも臆さず、建設的な話し合いができるでしょう。
タンザナイトとモルダバイトの組み合わせ
タンザナイトとモルダバイトは、前世から続く因縁を断ち切り、本当の幸せをもたらす組み合わせです。
モルダバイトは、宇宙とのつながりを深める効果があり、貴族や王族に重宝されてきました。持ち主のメンタルブロックを解除し、富や名声をもたらす一方で、モルダバイトフラッシュという大きな試練ももたらすといわれています。
しかし個人の才能を引き出すタンザナイトと併用することで、モルダバイトのネガティブな面を抑えられるでしょう。「現状を変えたい」と思いつつ、なかなか勇気が出ないとき、ぜひ使ってみてください。
タンザナイトとガーネットの組み合わせ
タンザナイトの効果を恋愛面で発揮させたいなら、ガーネットと併用しましょう。ガーネットは「情熱の石」とも呼ばれる、恋愛に強いパワーストーンです。
コミュニケーション能力をアップさせるタンザナイトと一緒に使えば、気になる相手との距離を一気に縮められるかもしれません。パートナーともお互いに心を開き、将来に向けて前向きに話せるでしょう。
またガーネットは、活力や勇気を与える石でもあります。タンザナイトがもたらす素晴らしいアイデアを、ガーネットのパワーでどんどん実行に移せば、これまでにない成功を掴めるはずです。
タンザナイトと相性が悪い石
タンザナイトは、持ち主の真の能力を引き出します。他の石の効果を妨げるものではないので、基本的には相性の悪い組み合わせはありません。
ただしタンザナイトはへき開性という、一定方向に割れやすい性質をもっています。そのため衝撃には弱いので、硬度の高い石と併用すると、傷やヒビが生じるかもしれません。
パワーストーンではアクアマリンやアレキサンドライト、宝石ではダイヤモンドやサファイアなどが高硬度の代表例です。タンザナイトと併用する際は注意しましょう。
タンザナイトの効果的な使い方
タンザナイトの使い方としては、タンブルがオススメです。厚手の布にくるんだり、専用の袋に入れたりして持ち歩いてみてください。タンザナイトの力を借りたいときに握ると、そのエネルギーを受け取れます。
タンブルにはハートや勾玉などさまざまな形があるので、好みや目的に合わせて選んでみるのもいいでしょう。
ブレスレットやペンダントなど、肌に触れる形で用いると、デトックス効果や肌荒れ防止も期待できます。ただし衝撃に弱いので、扱いには要注意です。
タンザナイトの鉱物説明
先述したとおり、タンザナイトはゾイサイトの一種です。ゾイサイトの組成に、バナジウムが混ざることで青く発色します。
ゾイサイトは、不透明で黒に近い緑のものが多いです。しかし多様な色が確認されており、それぞれチューライト(ピンク)やアニョライト(グリーン)などの別名がついています。
タンザナイトはモース硬度が低く、宝石の中でも傷がかなりつきやすいです。しかも衝撃に対して脆いので、扱いに注意しないと割れたり、欠けたりしてしまうことがあります。
タンザナイト基本情報
英名 | Tanzanite |
和名 | 黝簾石(ゆうれんせき) |
産地 | タンザニア |
色 | 青・青紫 |
光沢 | ガラス光沢 |
成分 | Ca2Al3(SiO4)3(OH) |
硬度 | 6~7 |
比重 | 3.35 |
へき開性 | 一方向に完全 |
タンザナイト浄化方法
太陽光 | 月光 | 塩 | クリスタル |
セージ | 流水 | 音 | お香 |
タンザナイトは、どのような浄化方法にも対応可能です。しかし衝撃には弱いので、心配な方は日光浴・月光浴など、石に直接触れない形で行いましょう。保管の際も他の石と接触しないように注意してくださいね。