ハイフとサーマクールは、どちらも肌のたるみに効果が見込める美容施術です。仕組みも似ているので、混同してしまったり、違いがわからなかったりする人もいるのではないでしょうか。
今回はハイフとサーマクールの違いについて、仕組みや効果、施術範囲などで比較します!また、ハイフとサーマクールの施術が両方できるクリニック6選も紹介。カウンセリングに足を運んで、どちらが自分に合っているか相談してみましょう!
※この記事は「医療広告ガイドライン」に沿って執筆しています。
※美容医療は保険適用外の自由診療です。
効果とリスクのバランスに納得した上で、自分に合った治療を選びましょう。
※料金は全て税込にて表記しています。
※本ページはプロモーションが含まれています
ハイフとサーマクールの違いは?|どの層まで熱を入れられるか
ハイフとサーマクールは、どちらも肌のたるみ改善や美肌効果が期待できる美容施術です。また、肌の内部に熱でアプローチするという仕組みも共通しています。
ハイフとサーマクールの違いを大まかに説明すると、「アプローチできる肌の層」。ハイフのほうが、サーマクールよりも奥の部分にまで作用できるのです。ここでは、ハイフとサーマクールそれぞれの施術について解説します!
ハイフ|SMAS筋膜(皮膚の一番深い層)まで可能
ハイフは、超音波を使って肌の内部にアプローチする施術です。皮膚の構造は、表面から「表皮→真皮→皮下組織(脂肪)→SMAS筋膜→筋肉層」となっています。
そして、ハイフに使う超音波は、筋肉の上にある「SMAS筋膜」という組織にまで作用することができるのです。このSMAS層を熱で収縮させることで肌の深部までアプローチして、たるみの根本改善が期待できるのだそう!
ちなみに、カートリッジによってはSMAS層より浅い部分にアプローチすることもできますよ。
サーマクール|コラーゲンの多い真皮層・脂肪層まで可能
サーマクールは、高周波(RF)を使用する施術です。このサーマクールでアプローチできるのは、肌の真皮層や脂肪層。先に解説した皮膚の構造でいうと、SMAS筋膜より表層側の組織です。
真皮層にはコラーゲンがたくさん含まれていて、高周波を照射することでコラーゲンの生成を促すことができるようです。その結果、コラーゲンが活性化されることで、肌を引き締める効果が期待できるんですね!
ハイフとサーマクールどっちを選ぶべき?違いまとめ
ハイフとサーマクールでは、それぞれアプローチできる皮膚の層が違うということがわかりましたね。しかし、「ハイフとサーマクール、どちらを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。
結論からいうと、どちらの施術がおすすめかは「どこのたるみを改善したいか」で変わります。
ここからはハイフとサーマクールについて比較しながら、それぞれおすすめな人について解説していきます。自分の悩み解消にはどちらが向いていそうか、ぜひチェックしてみてくださいね!
ハイフ・サーマクール比較表
ハイフ | サーマクール | |
---|---|---|
周波数の種類 | 超音波 | 高周波(RF) |
皮膚層 | SMAS筋膜まで | 真皮層や脂肪層まで |
効果 | ◯フェイスラインの引き上げ ◯顔の下半分のたるみ改善 ◯毛穴の開き・しわ改善 | ◯肌の引き締め ◯顔全体・目の周りのたるみ改善 ◯毛穴の開き・ニキビ跡・しわ改善 |
持続期間 | 約3カ月~1年 | 約6カ月~1年 |
照射範囲 | 顔の中心部分を除いた部位 | 鼻以外のほぼ全顔 |
ダウンタイム | 軽いほてりや赤み | 軽いほてりや赤み |
痛み | 骨の近くに照射する場合は痛みを感じやすい | ハイフよりも痛みが強くなりやすい |
顔の下半分のたるみが気になる人はハイフがおすすめ
ハイフは、皮膚の深いところにあるSMAS筋膜に熱を加えることで、肌の土台から引き上げてくれる施術。
加齢によるたるみの改善が期待できるので、「特にあご周りなど、顔の下半分のたるみやもたつきが気になる……」という人にはハイフがおすすめです!
使用する機械によって効果を感じられる時期に差はありますが、照射してから約3カ月後にはリフトアップの効果を実感できることがほとんど。
顔の下部のたるみを改善してフェイスラインを整えたい人は、ぜひハイフを検討してみてくださいね!
- 顔の下半分のたるみが気になる人
- あご周りのもたつきをスッキリさせたい人
- フェイスラインを引き上げたい人
顔全体を引き締めたい人はサーマクールがおすすめ
サーマクールは、SMAS筋膜よりも上にある真皮層や脂肪層にアプローチする施術。高周波で一度に広い範囲に照射できるため、顔全体を引き締めたい人に向いているといえます。
また、サーマクールアイなら、ハイフでは施術が難しい「目の周りのたるみ」を改善することも可能!「まぶたのたるみが気になる」「目元のしわが目立ってきた」という人にもサーマクールはおすすめです。
一般的に、サーマクールはハイフよりも痛みや熱感を感じやすいとされています。痛みが不安な場合は出力を下げて様子を見ながら照射してもらうこともできるので、事前にカウンセリングで相談しておくと安心かもしれませんね。
- 顔全体を引き締めたい人
- 目の周りのたるみを改善したい人
- 小顔効果を実感したい人
ハイフとサーマクール|施術を受けられるクリニック・6選
ここでは、ハイフとサーマクールの施術が両方受けられるクリニック6選を紹介します!どちらの施術も扱っているクリニックなら、カウンセリング時に自分に合った施術を提案してもらいやすいですよ。
ハイフとサーマクールが両方気になっている人、どちらにするか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。ハイフ、サーマクールそれぞれの料金表と、各クリニックの特徴も解説します!
品川美容外科
品川美容外科では、「ソノクイーン」「ダブロ-S+」「ダブロゴールド」「第3世代タイタン」の3種類のハイフと、「サーマクールcpt」の施術が可能です。ちなみに、「ソノクイーン」「第3世代タイタン」はどの院でも扱っていますが「ダブロ-S+」「ダブロゴールド」は施術できる院が限られます。
品川美容外科は、ソノクイーン、サーマクールcptともにショット数が明確で、料金に納得感があるのがポイント!ソノクイーンは、頬のショット数を3段階から選べたり、オプションで部位を追加できたりと、柔軟にプランを決められるのもうれしいですね。
ハイフ料金例:ソノクイーン
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
頬 120〜240ショット | 16,500〜26,400円 |
こめかみ上 40ショット | 16,500円 |
顎下 60ショット | 16,500円 |
目元全体(目の上・下・眉上・目尻) 320ショット | 39,600円 |
全顔(頬・こめかみ上・顎下) 340ショット | 44,000円 |
サーマクール料金例:サーマクールcpt
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
顔全体 400ショット | 88,500円 |
顔全体 600ショット | 120,960円 |
クリニックのある地域
- 北海道
- 宮城
- 東京
- 神奈川
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- 静岡
- 大阪
- 岡山
- 福岡
品川スキンクリニック美容皮フ科
品川スキンクリニック美容皮フ科は、同グループである品川美容外科に加えてもう1種類ハイフの機械を扱っています。前の項目で解説した機器に「ダブロ」が加わるので、合計4種類の機械が使えるんです!
ただし、ダブロシリーズは全て施術できる院が限られています。ダブロシリーズが使える院は東京都内に多いので、関東近郊に住んでいる人には幅広い選択肢がありますね♪具体的な取り扱い院は、公式サイトで確認してみてください。
料金は、ハイフ・サーマクールともに品川美容外科と共通です。「ダブロ」は、「ダブロ-S+」「ダブロゴールド」より経済的な負担を抑えて施術可能ですよ!
クリニックのある地域
- 北海道
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- 千葉
- 栃木
- 愛知
- 新潟
- 大阪
- 京都
- 兵庫
- 岡山
- 広島
- 福岡
- 熊本
- 鹿児島
- 沖縄
高須クリニック
高須クリニックのサーマクールFLXは、一人ひとりの状態に合わせた照射位置やショット回数を決めて施術を行います。
年齢によって気になりやすい目の周りには目元専用のチップを使用するため、部位に合わせた施術が進められるのも特徴です。
また痛みに配慮した施術を進めてくれるのが特徴で、麻酔クリームや笑気麻酔の利用も可能です。首への施術も可能のため、顔周り全体の印象をパッと明るくしたいときにも頼りになりますね。
各クリニックごとに取り扱っているプランが異なるため、医療ハイフやサーマクールを受ける際は確認してから来院することをおすすめします。
ハイフ料金例:ウルセラシステム
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
全顔※1 | 440,000円 |
全顔※2 | 660,000円 |
あご裏~首上部 | 330,000円 |
※1…側頭部~こめかみ+目尻+目の下+頬
※2…側頭部~こめかみ+目尻+目の下+頬+あごの裏~首の上部
サーマクール料金例:サーマクールFLX
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
顔全体 | 385,000円 |
両頬 | 330,000円 |
クリニックのある地域
- 東京
- 神奈川
- 愛知
- 大阪
湘南美容クリニック
湘南美容クリニックでは、ハイフとサーマクールそれぞれ2種類の施術を行っています。
ハイフは「ウルトラリフトプラスHIFU」と「ウルセラ」、サーマクールは「サーマクールCPT」と「サーマクールFLX」です。ちなみに「ウルセラ」と「サーマクールFLX」は施術できる院が限られています。
「ウルトラリフトプラスHIFU」は、作用する層が違う3種類のカートリッジを重ね打ちする「トリプル照射」が特徴。ハイフ・サーマクール共にショット数が明確でわかりやすいのもうれしいですね!
ハイフ料金例:ウルトラリフトプラスHIFU
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
頬・顎下(目元除く) 410ショット | 24,000円 |
全顔(顎下・目元含む) 650ショット | 29,800円 |
全顔+首 830ショット | 39,800円 |
デコルテ 240ショット | 29,800円 |
サーマクール料金例:サーマクールCPT
ショット数 | 料金 |
---|---|
400ショット | 88,400円 |
600ショット | 120,800円 |
900ショット | 178,200円 |
クリニックのある地域
- 北海道
- 宮城
- 秋田
- 福島
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- 茨城
- 群馬
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- 新潟
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- 京都
- 兵庫
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- 岡山
- 広島
- 福岡
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- 宮崎
- 鹿児島
- 沖縄
共立美容外科
共立美容外科のハイフは、「ダブロ」と「Super “HIFU”Pro」の2種類。サーマクールは1種類です。共立美容外科オリジナルの機械を使用する「Super “HIFU”Pro」が施術できるのは、関東から九州の12院のみとなっています。
ハイフの施術にはリフトアップ効果を高めるオリジナルのジェルを使用し、また麻酔も独自の塗り方で痛みを抑え、高出力で施術しやすくしています。また、サーマクールは顔だけではなく体への施術も可能。独自の工夫や珍しい施術が多いことが、共立美容外科の魅力です!
ハイフ料金例:ダブロ
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
顔全体 | 198,000円 |
首 | 148,500円 |
目尻・こめかみ | 99,000円 |
頬(フェイスライン) | 99,000円 |
サーマクール料金例
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
フルフェイス 400ショット | 90,200円 |
フルフェイス+首 600ショット | 123,200円 |
クリニックのある地域
- 北海道
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シロノクリニック
シロノクリニックでは、「シロノ式ウルトラWリフト」というメニュー名でハイフ(ウルセラ)とサーマクールのダブル施術を行っています。
ハイフとサーマクールを同時施術することで、より強力にたるみ改善効果が期待できるのがうれしいポイントです。
ちなみに、サーマクール単体のメニューは「サーマクールCPT」「サーマクールFLX」がありますが、ハイフ単体の施術は料金表に載っていません。どちらかというとサーマクールを中心に検討している人におすすめです!
ハイフ+サーマクール料金例:シロノ式ウルトラWリフト
部位・ショット数 | 料金 |
---|---|
顔全体 | 517,000円 |
フルセット | 660,000円 |
クリニックのある地域
- 東京
- 神奈川
- 大阪
ハイフとサーマクールを組み合わせることもできる?
結論からいうと、ハイフとサーマクールを組み合わせて施術することは可能です!前の項目で紹介したシロノクリニックのように、セットプランを用意しているクリニックもあります。また、セットプランはなくても相談次第で同時施術が可能なクリニックも多いですよ。
ハイフとサーマクールを同時施術するメリットについて、ララクリニックでは以下のように説明しています。
効果と熱を届ける深度が違うため、サーマクールとウルセラを同時に施術する事ができます。
サーマクールだけでも、ウルセラだけでも、たるみ治療効果、リフトアップ効果は十分ありますが、2つ同時に施術することで、単独で治療したときの効果をはるかにしのぐ最強のたるみ治療となります。
引用:ララクリニック
ハイフとサーマクールでは、熱が届く層や効果の出かたが違うので、組み合わせることで相乗効果が期待できるんですね!
まとめ
ハイフとサーマクールは、たるみの改善と美肌効果が期待できるという意味では似ている施術。違うのは、肌内部のどの層にアプローチするかという点です。ハイフのほうが肌の深い部分にまで到達しやすく、サーマクールはそれより表層に作用するんですね!
ハイフとサーマクールが両方施術できるクリニックや、組み合わせたメニューを提案しているクリニックもあります。まずは気になるクリニックでカウンセリングを受けて、自分にはどちらが適しているか相談してみましょう!