左右の目の大きさが違うことにコンプレックスを感じている人もいるのではないでしょうか。生まれつき左右の目の形が違ったり、年齢を重ねる中で自然に差が出てきてしまうことがあります。
今回は、左右の目の大きさが違う原因と、その改善が期待できる方法を紹介!整形する場合のクリニック選びのポイントや、整形せずメイクでカバーする方法も解説します♪
※この記事は「医療広告ガイドライン」に沿って執筆しています。
※美容医療は保険適用外の自由診療です。
効果とリスクのバランスに納得した上で、自分に合った治療を選びましょう。
左右の目の大きさが違う|原因はなにが考えられる?

左右の目の大きさが違う原因として、先天的なものと後天的なものが考えられます。生活習慣などが原因で後天的に目の大きさが変わっている場合、同じ習慣を続けるとさらに左右差が大きくなる可能性も。
まずは、左右の目の大きさが違う原因として考えられるものを、先天的なもの・後天的なものに分けて4つ紹介します。左右差が気になる人は、自分に当てはまるものがあるかどうかチェックしてみましょう!
先天的|生まれつき眼瞼下垂の場合も
生まれつき、左右の目の大きさが違う人もいます。というより、目の形が完全に左右対称な人のほうが珍しいでしょう。生まれつき目の大きさが違う要因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 骨格が左右対称でない
- 眼球の大きさが左右で違う
- 筋肉や脂肪の付き方が違う
- 左右で二重の幅が違う
- 先天的に眼瞼下垂である
骨格や眼球自体の大きさは、簡単に変えることは難しいです。しかし、まぶたの厚さや二重の幅、眼瞼下垂などは、整形で改善できる可能性がありますよ。
後天的|スマホやパソコンなどで目を酷使しているせいかも
後天的に、目を酷使することで左右の目の大きさが違ってくるケースも。たとえばスマホやパソコンを1日中使ったりなどで目を酷使している人も多いでしょう。
その際、目の使い方に左右差があることで周辺の筋肉の付き方が変わり、目の形や大きさに違いが出る可能性があるんです。湘南美容クリニックによれば、具体的には以下のような変化があるとのこと。
よく使う目の方が筋肉がついてまぶたが厚くなりやすく、そのため片方の目だけが一重になる場合もあります。
このように左右の目の大きさが違うほか、二重の幅が違う、片方の目だけたるみが目立つなど左右の目の違いが大きく表れているときには、二重整形の施術が適しているといえます。
引用:湘南美容クリニック
このように後天的な理由で左右の目の大きさが違う場合も、二重整形で対応できるそうですよ!
後天的|利き目かどうかでまぶたの筋肉に差がつくことも
先ほど「目の使い方に左右差がある」と述べたように、人には生まれつき「利き目」があるケースが多いといわれています。利き目とは、無意識のうちによく使っている目のこと。利き目かどうかで目の大きさに左右差が出るのは、以下のような理由です。
利き目は無意識のうちによく使っているため筋肉がつきやすく、まぶたが厚くなることも多いです。
一方、利き目でない方は筋肉がおとろえやすくなるため、まぶたがたるんで目の大きさに差ができたり、二重の幅に差が生じたりすることがあります。
引用:銀座長澤クリニック
目で物などを見るときは、ピントを調節するために周辺の筋肉を使います。そのため、左右の目を使う頻度の差が大きいと、筋肉の付き方も偏るんですね。ちなみに、自分の利き目は以下の手順で簡単に確認することができます。
1.数メートル離れた位置にあるものをしっかり見る。
2.焦点はそのままで、見ているものを指さす。
3.片目ずつ、閉じたり開いたりして指の見え方を比較する。
2の時点では指に焦点が合っていないので、指がぼやけて2本に見えるはずです。3で見え方を比較する際に、見ているものをしっかり指さして見える方が利き目、ずれて指さして見える方が利き目ではない方の目です。
引用:銀座長澤クリニック
自分の利き目を知っておくと、意識的に逆の目を使うなどして、目の大きさに左右差が出ないように対策しやすいかもしれませんね♪
後天的|寝ているときの姿勢や生活習慣が影響することも
生活習慣や加齢によって、左右の目の大きさに差が出ることもあります。生活習慣による目元の変化の例は、銀座長澤クリニックによれば以下の通り。
睡眠時に横を向いて寝る癖があると、下側になっている方がむくみやすくなり、目の大きさや二重の幅に差が生じることがあります。
また、頬杖をつく癖がある、食べ物を片方だけで噛む癖がある、といった場合などは、顔全体がゆがみ、目だけではなく顔のさまざまなパーツに左右差が生じる可能性があります。
引用:銀座長澤クリニック
また、年齢や紫外線、ハードコンタクトレンズの使用などにより、まぶたがたるんだりくぼんでくることも。顔のクリニック金沢によれば、以下のような変化があるとのことです。
年齢や紫外線によって皮膚がたるむと二重の幅はせまくなってきます。もともとはっきりと幅のある二重だった場合でも、奥二重になったり目尻側に皮膚がかぶさった状態になります。
(中略)
まぶたがくぼむ、ふたえのラインが増えた、目が重い感じ、夕方になると目が疲れる、これらはまぶたの下がり始めたサインです。ハードコンタクトレンズを長く使っていると30代から変化がではじめることも。
まぶたをあける《眼瞼挙筋》からまぶたに力を伝える組織がゆるくなるとまぶたが下がりはじめます。眉が上がっておでこにしわができたり、下がったまぶたでものが見づらくなる《眼瞼下垂症》へと進行します。症状の出かたやもともとの筋力に左右差があると、みための左右差の原因になります。
引用:顔のクリニック金沢
目元のみだけではなく、おでこなどにも影響が出るかもしれないのですね。
左右非対称の目|どのような違いが考えられる?

左右の目の大きさが違う原因は、上記で挙げたようにさまざまです。その結果、どのような形で左右非対称になるかというと、以下のような例が挙げられます。
- 一重と二重
- 末広二重と平行二重
- 二重の幅が違う
- まぶたの厚さが違う
- まぶたの開き方が違う
目の左右差を改善するために必要な施術は、ケースによってさまざま。大塚美容形成外科・歯科と東京美容形成外科では、以下のような例を紹介しています。
左右差の原因は一重と二重、平行型と末広型、瞼の脂肪の量、瞼の開きの違いなどがあります。多少の左右差よりも顔全体のバランスを考えて提案していきます。
引用:大塚美容形成外科・歯科
今回は手術前の左右差が大きく、シミュレーションをすると、これ以上右の二重幅を広げると不自然になってしまったため、目の大きさを左右で合わせることで、綺麗な目元にしています。
二重埋没法は二重幅を広げることが主な目的ですが、本症例のように目の大きさ、開き具合を良くすることも可能です。
引用:東京美容形成外科
左右の目の大きさを揃えるというよりも、顔全体のバランスを見極め、不自然にならない施術を提案してくれることもあるんですね♪
目の左右差は二重整形で治すことができるの?

目の左右差、特にまぶたの左右差の改善には、二重整形が適しているケースもあります。整形によって二重ラインを作ったり、二重幅を調整することで、左右差を改善できる可能性がありますよ♪
また、眼瞼下垂の場合は、まぶたの開きを良くする施術法で対応することもあるようです。以下の項目で、具体的にどんな施術が適しているのか、ケースごとに解説していきます!
片方だけ一重の場合|二重整形は片目施術も可能◎
片目が一重で、もう片目は二重という場合、一重のほうの目を二重整形することで左右差を改善できる可能性があります。多くのクリニックで、片目のみの二重整形を実施していますよ。
二重整形には「埋没法」と「切開法」の2種類があり、それぞれの特徴は以下の通り。
埋没法はまぶたを数箇所糸で縛っておくことで、目を開けたときに二重のラインができるようにする施術です。
埋没法は施術時間が短く腫れや内出血が数日で落ち着きやすく、他の施術よりも費用が安いというメリットがあります。
二重幅の修正をしたい場合にも簡単に行うことができ、個人差はありますが比較的に手軽な施術になります。
切開法はまぶたを数センチ切除することで、埋没法よりもさらに長期間持続できる二重のラインをつくる施術です。
切開を行うため腫れがひくまでに時間がかかりますが、皮膚のたるみがある場合にそのたるみもとったり、開けにくいまぶたを大きく開けられるように改善したりするための施術としても適しているといえます。
引用:湘南美容クリニック
埋没法は切開法より経済的な負担が少なく、ダウンタイムも切開法より短いのがメリット。対して切開法は二重ラインを長期的に維持したい場合や、まぶたにたるみがあったり、目の開きを改善したい場合に向いているとのことです。
二重の幅に左右差がある場合|両目とも幅を広げることも
両目の二重幅が左右非対称な場合、幅が狭いほうのみ整形するケースと、両目とも整形するケースがあるとのことです。ハナビューティークリニックによる説明は、以下の通り。
二重整形で二重幅を揃える場合には、大きく見える側の目に合わせて、片目だけ手術を受けることが可能です。片側の目の形や大きさに満足できていて、もう一方の目をそちらに揃えたい方は、片目のみの手術を選んでも良いでしょう。
あるいは、二重整形で左右の二重幅を揃えながら、両方の二重幅を現状よりも広げる方法もあります。さらに華やかな印象の二重を目指すなら、両方の二重幅を広げながら左右対称に見せるといったご提案もできます。
引用:ハナビューティークリニック
片側の目の形に揃えたい場合は片目のみ、両目とも印象を変えたい場合は両目の施術が適しているということですね!片目と両目では施術費用も異なるので、自分にはどちらが適しているか検討してみましょう。
まぶたの開きに差がある場合|開き具合を良くすることも
まぶたのたるみなどが原因で、目が十分に開かない状態のことを「眼瞼下垂」や「仮性眼瞼下垂」といいます。
目の開きが悪いことで目が左右非対称になっている場合、開き具合を改善する施術を行うこともあるようです。二重整形で、同時に眼瞼下垂を改善できることもありますよ。東京形成美容外科では、こんなケースを紹介しています。
今回は右の仮性眼瞼下垂もあるため、目を開いた時の、目の大きさを合わせるデザインにしています。
(中略)
二重埋没法は二重幅を広げることが主な目的ですが、本症例のように目の大きさ、開き具合を良くすることも可能です。
引用:東京形成美容外科
また、眼瞼下垂の程度がひどい場合、健康のために施術を受ける必要があることも。その場合は美容整形ではなく治療という扱いで、保険適用となるケースもあります。
どの施術法が良いかはカウンセリングで決めよう
目の形や左右差の出方、またその原因は人それぞれです。そのため、どんな施術が良いのかも人によって異なります。さらにクリニックやドクターによって推奨する施術法が違う場合も。まずは複数のクリニックでカウンセリングを受けてみるのが良いでしょう。
仕上がりのシミュレーションをして、不自然にならない施術法を提案してくれるクリニックもありますよ。整形は経済的な負担が少なくありませんし、もし後悔してももとに戻すのが難しいこともあります。カウンセリング内容を比較したり、周りの人に相談したりして、じっくり検討しましょう!
クリニックを選ぶときは片目のみの施術例が多いところを
左右差の改善のために片目だけの二重整形を考えている場合、より慎重にクリニックを選ぶ必要があるかもしれません。なぜなら、両目同時に整形するよりも、片目のみの施術のほうが左右のバランスを取るのが難しいといわれているためです。
両目の症例が多いクリニックでも、片目のみの整形の技術が高いとは限らないようです。クリニックを選ぶときには片目のみの症例も参照し、施術件数や仕上がりをチェックするのがおすすめですよ!
左右非対称の目|メイクでカバーすることもできるの?

整形は経済的な負担がありますし、リスクが心配な人もいますよね。できればメイクで目の左右差をカバーしたいと思っている人も多いはず。左右非対称な目をカバーするメイクのテクニック例としては、以下のものが挙げられます。
- 小さいほうの目のアイシャドウを広めに塗る
- 小さいほうの目に膨張色(ブラウン・ハイライトなど)を使う
- 小さいほうの目のアイラインを強調する
- 大きいほうの目に引き締めカラー(黒・ダークカラーなど)を使う
- 大きいほうの目のアイラインはナチュラルに
左右の目の大きさが違うのにどちらも同じメイクをしてしまうと、より違いが目立つこともあるため要注意!メイクによる目の錯覚を利用して左右差を小さく見せる工夫をするのも、整形以外のひとつの選択肢です。
目の左右差だけでなく顔全体のバランスも大切に
目の左右差だけに気を取られて顔全体のバランスを見ないまま整形すると、満足いく仕上がりにならないこともあります。
入念なカウンセリングやシミュレーションを通して、全体のバランスを考えた上で施術法を選べるといいですね。また、先にも触れましたが整形をしないというのもひとつの選択肢。ひとつの方法にとらわれすぎず、自分にとってベストなものを検討しましょう♪
まとめ
左右非対称な目で悩んでいる人は、二重整形によって改善できる可能性があります。一重を二重にしたり、二重幅を調整したりすることで、左右の目の大きさを近づけることが期待できるんですよ♪
片目のみ整形したり、左右のバランスを整える施術は、一般的な両目の二重整形より難しいといわれています。そのためシミュレーションやカウンセリングを通じて、自分に合った施術を提案してくれるクリニックを慎重に選びましょう!




